国連英検特A級合格者の2次試験の内容を公開します!

2015年度第1回の国連英検特A級に合格された山田さんから、詳細な2次試験レポートを頂きました。今後受験される方のお役に立てれば嬉しいと仰っていらっしゃいましたので、このブログで公開させて頂きます。

<面接シート>
・A級の時は全ての項目について記入し且つ項目によっては詳細記入しましたが結果何も聞かれませんでしたので、今回聞いて欲しい項目だけ記入し且つ単語/短文で簡潔に大き目の字で書きました。
・直前焦らないよう事前にシートをコピーしたものに記入しておき、会場では転記するだけにしました。

<待ち時間>
・面接シートに記載したこと(特に仕事、趣味、尊敬する人)につき聞かれたら話すことを頭の中で復唱しました。
 →何とこれは全部聞かれました。
・話ししたいトピックにつきキーフレーズ、人名、数字などを交え同様に時間の限り頭の中で復唱しました。
 →ギリシャ債務問題、イラン核交渉、IS及びスンニ派vs.シーア派に絡む中東情勢、ウクライナ情勢、東・南シナ海情勢+AIIB、TPP、集団的自衛権、安全保障関連法案、難民/移民問題(特にロヒンギャ)などなど。

<面接>
・会場の日米会話学院は初めてでしたが、非常にきれいで面接の部屋の様子がドアを囲む壁がガラス張りになっているので確認できました。部屋の前の椅子に腰掛ける際に面接中の外人女性面接官と目が合いました。ここから既に面接は始まっていると考え姿勢を正して座りました。面接官が事前に見えたので安心材料になりました。(A級の時は見えず前の面接者が凄い勢いで話している声が漏れ聞こえました。こんなに流暢に話さないといけないのかと不安になりましたが、実はそれは面接官でした。どうやらほとんど面接官が話していたという落ちでした。)
・面接官は、初老の日本人男性面接官と外人女性面接官の2名でしたが、仕草と会話内容から女性面接官の方は今回初めて対応される方なのではと感じました。
 (こちらのペースで会話できるかも?と思いました)
・挨拶を交わし着席しました。
 この後、お二人とも面接シートを上から確認し始められたのでシートに記載した項目への質問がくると確信しました。
・将来海外で働きたいとのことですが?
 →今まで長年IT業界で働いてきましたが、元々海外での支援に興味があるので、現役を引退したらIT技術を活かした支援を特に開発途上国でしたいです。自分がインターネット技術を活かした仕事をしている関係上、インフラがまだ十分でない途上国でもスマホ・携帯は使われているので、ダブレットやスマホを活かした支援ができれば良いと考えています。
・スマホ・携帯で日本が主導する規格が無いのをどう思うか?
 →確かに規格は欧米に負けているが、その中の部品は実は日本製だったりするので日本も頑張っています。
・それは何故だと思うか?
 →欧米はアップルを代表格に全体のコンセプトとして設計、イノベーションを創造するのが得意です。それに対して日本は細かい作業をきっちりやるのが得意だからだと思います。
 (ここでmeticulousという言葉を意図的に使いました。また私の回答を聞き女性面接官が男性面接官に対してvery interestingと話されました。)
・何故緒方貞子氏を尊敬しているのか?
 →私自身が上智の卒業生であり、大学で緒方先生の国際関係の授業がありました。(ここで男性面接官が「ああ、それで!」ということを日本語で無く英語で言われたのですが日本語の如く聞こえました)それに加えて氏は日本で初の国連難民高等弁務官になり、従来の考え方に固執せずそれまで難民として認められなかったIDP(Internally Displaced Person)の概念を認め人道的立場から支援したからです。(ここでもchanged conventinal way of thinking、from humanitarian point of view、without sticking to the current rules等のフレーズを意図的に使いました。お二人とも頷いて聞いておられました。)
・趣味にWalkingと書いてますがTrekkingか何かですか?
→いえ、違います。単に近所の自然の中で歩くだけです。
 (ここで笑われました)
・何処に住んでるんだっけ?あっ、神奈川ね。。
 (面接官が自己完結されましたが、ここでも英語が日本語として聞こえました。どうも簡潔・感嘆表現は日本語に聞こえてしまうようです。)
・海外の話題について聞きます。今地中海では移民(避難民)問題が起きているがどう思うか?
 →EU各国はQuotaを設けて何とか支援しようとしていますが、反対している国もあります。各国の事情もあると思いますが、人道的支援を優先し各国協力して受け入れるべきです。EUだけでなく国連さらには日本なども世界的視野で支援できることもあるのではないかと思います。(最後は言い過ぎましたが、Quota制に触れた部分は頷いて頂けました)
・イタリアは受け入れ拒否もしているが?
 →イタリアだけでなく、EU全体、国連、世界の問題として扱い全体で支援すべきです。(ここでCNNで視て知っていたHuman Traffickingの話を出せば良かったのですが頭が回りませんでした)
・ISなどの動きもありさらに増える、状況悪化するのでは?
 →そう思います。だからもっと国際社会として力を入れて支援すべきです。
 (ここでISが出たのでシリア、イラクからリビアの状況につき簡単にでもコメントすべきでした)
・TPPは締結すべきと考えますか?
 →すべきだと考えます。日本は人口が減ってきており国内では市場も限らてきています。もっと世界に市場を求めるべきです。日本にとっても他国にとっても安価で良質の製品、サービスを享受できると思います。日本にとっては美味しい和牛が売れるし高品質の自動車部品を売れます。それは外国にとっても美味しい、高品質のものを購入できることになります。加えて現在中国がAIIBを提唱していますが非常に内容が不透明でTPPは対抗措置にもなります。
・TPPこそ交渉過程が不透明ではないのか?
 →それについては同意します。しかし、交渉過程は各種メディアを通じ確認することができると思います。
・ここで男性面接官に促され初めて女性面接官から質問:自分はオーストラリア出身だがオーストラリアが移民を排斥している点についてどう思うか?
 →それは悲しいことです。何より人道的見地を優先すべきです。オーストラリアはアジアの国です。アジアの他国と日本も一緒になって考え対応するべきだと思います。(このトピックは実は知らなかったのですが、先ずは即答し、次に進めました。ただせめてアジア・パシフィックというべきところをアジアと言い切ってしまいました。サッカー枠ならOKでしょうがこれは間違いでした。
流れの中でそこまで拘られなかったかもしれませんが。。ここではsolidarityという言葉を意図的に使いました。)また、移民排斥に関しては、アジアではロヒンギャ族のことが問題になっています。現在世界では6,000万人もの難民、IDPが出ており、この現状を何とかしないといけないと思います。(ここでは60 millionという数字、refugee, Internally Displaced Personという言葉を意識して使いました。面接官にも頷いて頂けました。)
・政治的な問題に加えて宗教的に排斥されているのでは?
 →確かにその通りです。だから解決するのは非常に難しいのだと思います。しかし国連含め世界で解決するしかないと思います。(かなり抽象的な回答になってしまいました。もう少し具体的に話すべきでした。)
・最後に何かあれば話してください。
 →どの位の時間大丈夫なのでしょうか?
・2, 3分です。
 →再度ロヒンギャについて話たいと思います。それは私が人道的な観点に関心があるからです。最近新聞記事で日本の群馬県館林市にもロヒンギャの人が200人以上難民認定されず住んでいることを知りました。日本政府は先日ロヒンギャに対して3.5億ドルの支援を発表しましたが、国内で難民認定されていない人がいる現実を何とかすべきだと思います。(このトピックは6月頃にYahoo!ニュースのトピックに上がっておりチェックしていた内容でした。話の流れから難民問題で押そうと咄嗟にこの話題にしました。ここでも Rohingya people/minorityという言葉、200人以上、3.5億ドルという具体的な数字を意識して出しました。)
・ロヒンギャに限らず難民認定されていない人は沢山いる。政府も全体については気付いていないのではないか。
ただ日本にいることで生活できているだけ実はまだマシではないかとコメントを頂く。
 →その通りですね。最後に一つコメントを追加しても宜しいでしょうか?
・どうぞ。
 →自分がITに関わっていることからそういう職が無い人の中にもスキルがありプログラム開発ができる人もいるかもしれません。
 そういう人がもしいれば教育し仕事を提供することもできるのではないかと思います。(これも少し現実を考えると難しいですが昨今の人不足状況から追加してしまいました)
・時間です。ありがとうございました。
 →ありがとうございました。

<総括>
・内容を思い起こしまとめてみると結構やりとりしていました。
・但し、さらに深く突っ込めるよう助け舟出して頂いたところで浅く抽象的な回答しかできない、話題をさらに展開できないところも幾つかありました。
・また、半年ぶりに英語で会話したので途中流暢さが欠け、there is 〇〇とすべきところを〇〇 there isと順番を間違うなど文法的なミスも何度もありました。
・最初から最後まで心掛けたことは、面接の時は毎回なのですが、相手の目を見て話す、相手の質問にとにかくすぐに何らかの応答をする、両手を使いプレゼンテーションをしているように話すということでした。
・評価はそれらを反映したようで、Fluency < その他全項目 < Communicationという具合で平均するとぎりぎりの8でした。

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2015-08-11 : 国連英検特A級 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

土佐犬太郎

Author:土佐犬太郎
名前:土佐犬
会社員。長野県在住。楽しみながら英語を勉強しています。

英語資格:英検1級、TOEIC990、国連英検特A級 合格4回(2010年度第2回、2012年度第1回、2013年度第2回、2015年度第1回)

国連英検特A級
2009-1 1次:57/54 2次:6/8
2009-2 1次:57/57 2次:3/8
2010-1 1次: -/56 2次:6/8
2010-2 1次: -/60 2次:9/8 ◎合格
2011-1 1次:68/63 2次:5/8
2011-2 1次:55/58 2次:7/8
2012-1 1次:62/68 2次:8/8 ◎合格
2013-1 1次:70/69 2次:7/8
2013-2 1次: -/65 2次:8/8 ◎合格
2014-1 1次:71/72 2次:-
2014-2 1次:69/65 2次:-
2015-1 1次:75/72 2次:8/8 ◎合格
2016-1 1次:71/68 2次:

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